食用油の廃油を使って、地球にやさしいエコ石けんを作ってみましょう。
現在苛性ソーダが手に入りにくくなっていますので、オルトケイ酸ナトリウムを使っています。
夏休みの自由研究にもぴったり。
●用意するもの
材料
オルトケイ酸ナトリウム★・・・30グラム
食用油の廃油・・・100グラム
水またはお湯・・・50ミリリットル
★オルトケイ酸ナトリウムは当店でも販売しています
道具
ペットボトルの空き容器・・・500mL用の硬めのもの 2本
せっけんを固める型・・・牛乳パック・お菓子の空き容器や100円ショップのお菓子の型など
秤(はかり)、スプーン、計量カップ、ゴム手袋、マスク
【注意】
※水に溶けたオルトケイ酸ナトリウムは、強いアルカリの劇物になるので、作業はゴム手袋とマスクをして行ってください。
※できあがった石けんは食器洗いなどに使えます。
1. 1本のペットボトルに、ろ紙(油こし紙)でこした食用油の廃油を100g入れておきます。
2. もう1本のペットボトルに、オルトケイ酸ナトリウム30gと水50mLを入れてふたを閉めます。
3. オルトケイ酸ナトリウムが水に溶けるまで、ペットボトルを上下左右に振ります。しっかりと混ぜてください。
※このときペットボトルが熱くなりますので注意!
4. 食用油の入ったペットボトル(1)に(2)の溶液を、こぼさないように静かに入れます。
(じょうごを使ってもいいでしょう)
5. ふたをしっかりと閉め、
「30秒よく振ってから、30秒間静かにおいておく」 これを6回繰り返します。
6. その後15分ほどおくと、ペットボトルの中の液体がどろどろっとしてきます。
油と分離していないことを確かめましょう。
※分離している場合は、もう少し余分に振ってください。
7. (6)をお好きな型に流し込みます。
最初は牛乳パックが乾燥しやすくておすすめです。慣れたらかわいい形にも挑戦。
8. 風通しのよい日陰で約1日干し、表面が固くなったら型からはずしてさらに乾燥させます。
完成まで3日ほどです。
香りや色を楽しみたい方は、フレグランスや着色料を加えてオリジナル石けんを♪
手作りエコ石けんの原料としておすすめです。
工業用 オルトケイ酸ナトリウム(500g)
2016年4月14日初出